母:5回目投薬治療

親の闘病

一応、予定通りに終える。

投薬前の診察では手足の痺れと、視力の低下を訴えていた。

痺れについてはパクリタキセルの副作用なのだが、これが回を追う毎に蓄積していくとの事でもあるし、一度そうして末端神経がやられると治す事はできない(抗がん剤治療開始前からわかっていた事であるが)。

そうして所々どうしようもなくなりつつ闘病を続けていかなければならないのか、と思うと付き添う以外に何もできない無力感を感じてしまう。

投薬は4~5時間に及ぶので、一旦は病院を離れて昼食し、場所を変えてコーヒーを飲みながら年賀状のメッセージを手書きしたりして過ごす。

投薬が終わる頃に病院に戻り、手続きを済ませて病院を後にする。

私の家とは反対方向の実家に送るついでに、スーパーに寄って、年末必要そうなものをたくさん買い込んで家に送り届けた。

思えば8月末頃に再々発が告知された時には、そのまま治療しなければ3ヶ月ほどで癌が成長しきって腹膜炎などを起こす、年を越せないかもと言われていたのだった。

家族会議などを経て、母が治療に踏み切って頑張ったので何事もなく年を越せそうだ。それに先生の話によると1年くらいはこの状況を維持できるのではないか、という言葉も聞けた。

私自身も後悔の無いように行動したいと思っている。

次回、6回目の投薬治療は1月末頃だ。

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